外壁塗装の「下塗り」はなぜ重要?役割・種類・失敗しないための注意点を解説

外壁塗装の「下塗り」はなぜ重要?役割・種類・失敗しないための注意点を解説

投稿日:2026.2.26

「外壁塗装はただ塗料を塗るだけ」と思われがちですが、実は、その考えは非常に危険です。外壁塗装で重要なことは、目にすることができる外側の色ではなく、その下に隠れている下地処理や下塗りにあります。

 

この仕上げの塗装を支える土台がしっかり作られていなければ、どんなにハイグレードな塗料を使ったとしても長持ちしないでしょう。下地処理や下塗りはお施主様から隠せてしまうという点から手抜きに繋がりやすい工程です。

 

そこで本記事では、これから外壁塗装をご計画の方に向けて、これまでいくつもの外壁塗装に携わってきたプロの視点から、外壁塗装の下塗りについて詳しく解説します!

 

外壁塗装における「下塗り」の役割

外壁塗装の「下塗り」はなぜ重要?役割・種類・失敗しないための注意点を解説

塗料を塗る工程は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3つのステップがあります。塗料を塗る最初のステップが「下塗り」です。

 

3回の塗装工程について何が違うのかというと、

 

下塗り:下塗り塗料を塗る工程

中塗り:上塗り塗料の1回目を塗る工程

上塗り:上塗り塗料の2回目を塗る工程(仕上げ)

 

となっています。

 

それでは、下塗りとはどんな役割を持っているか以下にご説明します。

 

外壁材と上塗り塗料の「接着剤」になる

下塗りの役割は、ずばり「接着剤」としての機能を発揮するためです。上塗り塗料もくっ付く効果を持ちますが、外壁のように動きの大きい場所だとうまく定着できません。そこで、すぐに塗料が剥がれてしまわないように、下塗りして密着性を高めておきます。

 

傷んだ外壁の「吸い込み」を止める

築年数が経過した外壁は、塗膜の効果が弱まり、スポンジのように水を吸ってしまう状態にあります。塗料も同じように吸ってしまうため、十分な厚みの膜が作られません。どの塗料も確保しなければならない塗膜の厚みというものがあります。下塗りには、塗料の吸い込みを抑える効果も大事な役割の一つです。

 

下地の色を隠し、発色をよくする

下地とは塗装する面のことをいいます。塗装する面の色が濃い場合、それを淡い色で塗ると元々の色が浮き上がってきてしまうことがあります。下塗りは下地の色を隠し、発色をよくする隠蔽性を高める役割もあります。下塗りで下地の色を止めることで、上塗り塗料が持つ本来の鮮やかな発色を引き出せます。

 

下塗り塗料の種類と選び方

外壁塗装の「下塗り」はなぜ重要?役割・種類・失敗しないための注意点を解説

下塗り塗料も上塗り塗料と同じようにいろんな種類があります。ただし、上塗り塗料と異なるのは、下地を調整する機能に特化していること。下塗り塗料は外壁材の種類やクラックなどの有無などに合わせて適切なものを選んでいます。

 

塗料の種類 主な特徴 適した外壁材
シーラー

粘度の低いサラサラした液体。下地に浸透して密着しやすくし、塗料の吸い込みを抑える。

コンクリート、モルタル、窯業系サイディングなど適応下地が多く万能
プライマー 主に金属用や木部用の下塗り塗料として使われる。金属用は錆止め効果、木部用は目止め効果がある。 鉄部、トタン(亜鉛メッキ鋼板)、アルミ、ステンレス、木部
フィラー 粘度が高く、微細なひび割れを埋めて平滑にする。 モルタルなどの硬質な素材
バインダー 結合やつなぎという意味があり、上塗り塗料の顔料や染料をしっかり結合させる効果がある。一般的に使用頻度が少ない。 窯業系サイディング

 

上塗り塗料の種類については「こちらのページ」でご紹介しております。

 

外壁塗装の下塗り工程でよくあるトラブルと回避策

外壁塗装の「下塗り」はなぜ重要?役割・種類・失敗しないための注意点を解説

外壁塗装の下塗り工程でよくあるのがこちらのトラブルです。

 

・乾燥時間の不足

・希釈率の無視

・下地処理の不足

 

塗料は塗装後に適正の乾燥時間を設ける必要があります。乾燥時間は時期や天候によって変わり、乾燥があまい状態で塗料を塗り重ねると、垂れや塗膜の膨れなどの施工不良を起こします

 

希釈率も大切です。塗料はシンナーや水などで薄めて使います。塗料と希釈液の割合を希釈率といい、薄めすぎると性能が低下します。材料費を浮かせようとする悪質なケースで見られます。

 

次に下地処理の不足です。外壁では一般的に高圧洗浄後、クラック補修やシール処理した後に下塗り工程に移ります。下地が塗装する上で良好な状態になっていないと塗料が剥がれやすくなります

 

下地処理についてはこちらのページでご紹介しております。

 

塗装前の下地処理

まとめ|外壁塗装の「下塗り」は塗装の土台となる重要な工程!

外壁塗装の「下塗り」はなぜ重要?役割・種類・失敗しないための注意点を解説

いかがでしたか?ここまで外壁塗装の下塗りについてお話しさせていただきました。

 

最後におさらいしておくと、下塗りの役割は、

 

・外壁材と上塗り塗料の「接着剤」になる

・傷んだ外壁の「吸い込み」を止める

・下地の色を隠し、発色をよくする

 

の3つです。

 

大まかにまとめると、下塗りは、塗装の土台となる工程です。

この土台がしっかり作られていなければ、どんなに高性能な塗料でも長持ちしません。

外壁塗装というと、どうしても仕上げに使う上塗り塗料をどれにするかに意識が向いてしまうかもしれません。

しかし、下塗りは塗装の耐久性に非常に関わりますから、これから外壁塗装をご計画されている方は、下塗りについてもよくチェックしてくださいね!

 

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