雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

投稿日:2025.5.30

雨をスムーズに排水するための雨樋。

建物を長く維持していくためには、雨樋が正常に機能している必要があります。

 

雨樋というと少し地味な印象があり、あまり意識されていないかもしれません。

ですが、年数も経てば雨樋も例外なく傷んできますので、状態に応じてメンテナンスが必要です。

 

本記事では、雨樋の症状別に必要な工事やタイミングについて解説いたします!

 

雨樋が傷んだままだとどうなる?気にしておきたい雨樋の状態

雨樋は屋根から流れてくる雨水を地面や雨水マスに排水するための設備です。

建物には欠かせない設備となっておりますので、どんな時も正常に機能している必要があります。

 

腐食で穴が開いた雨樋

 

そんな雨樋も年数が経てば色々と不具合が出てきます。

雨樋に不具合があると外壁が汚れやすくなったり、水気を帯びるようになったりし、建物の老朽化を早める原因にもなります。

 

新築の時から当たり前のようにあり、耐用年数も割と長いためメンテナンスや交換などの必要性を強く感じにくいかもしれませんが、10年もすれば色々な症状が出てきますので、状態に応じて適切なメンテナンスを行いください。

 

それでは次に症状別に必要な工事やタイミングについて解説いたします。

 

雨樋の症状別 必要な工事とタイミング

① 雨樋の色褪せ

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

塩ビは太陽の紫外線で色褪せてきます。

白くくすんだ色に褪せて見栄えが落ちてくるため、外壁塗装では建物の美観を高めるために雨樋も塗装します。

 

塗装しても耐久性は向上しませんが、色褪せているところが残ると見栄えが悪くなってしまうため、雨樋もご一緒に塗装していただくことをおすすめします。

外壁塗装は10年目あたりが目安ですので、雨樋もこのあたりで塗装をご検討ください。

 

② 雨樋から水漏れ

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

10年もすると雨樋から水が漏れてくることがあります。

外壁が汚れやすくなり、漏れる水の量が多いと騒音を起こすため、近隣トラブルの原因にもなります。

原因の一つは軒樋の継ぎ目に隙間がある、雨樋が破損してそこから水が漏れるなどがあります。

 

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

また、雨樋にゴミが詰まっていても同様な症状が出てきますので、落ち葉や枝などが溜まっている場合は水がスムーズに排水できるように清掃しましょう。

 

水漏れは症状によって修理方法が異なり、

 

・継ぎ目に隙間があり、症状が軽い場合:接着剤やシーリングで隙間埋め

・ゴミが溜まっている場合:清掃

・雨樋が壊れている:部材交換または板金などを当てがい補修

 

などがあります。

 

水漏れをそのままにすると劣化を早めたり、ご近所トラブルの原因になったりするため、見つけたときは早めに対処することをおすすめします。

 

③ 雨樋の歪み

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

雨樋は経年劣化で歪んできます。

塩ビの雨樋は20年くらいが耐用年数となりますので、このあたりになると歪みなど変形が見られます。

 

外側に向かって歪むとオーバーフロー(水が溢れてきてしまうこと)を起こすため、20年前後あたりから雨樋の部材交換や全交換をご検討ください。

 

④ 雨樋金具の破損

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

雨樋は専用の金具で固定されています。

金属製樹脂製があり、どちらも経年劣化で破損を起こすことがあります。

金具が破損すると雨樋が落ちてしまいます。

金属製は定期的に塗装しないと割と早めに錆びてしまって折れることがありますのでご注意ください。

塗装は10年くらいを目安にご計画していただき、もし破損がある場合はその都度交換することをおすすめします。

金具交換は部分交換も可能です。

 

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

軒樋の金具は破風板(鼻隠し)を下地に取り付けています。

破風板そのものが腐食している場合は、金具を固定できないため破風板を修繕する必要があります。

 

縦樋を固定する控え金具も外壁を下地にしています。

こちらもクラックなど不具合があると強度を保てませんので補修が必要です。

 

⑤ 雨樋の破損・滑落

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

雨樋が全体的に破損していたり、落雪により雨樋が滑落している場合は、雨樋全体を交換することをおすすめします。

経年劣化による破損は耐用年数を迎える20年頃に発生します。

 

塩ビ製の雨樋は紫外線により柔軟性を失い割れやすくなるため、台風が来ると被害が多く発生します。

破損物が飛散して近隣の建物にぶつかってしまうと大変ですから、20年目以降は雨樋交換も視野に入れておく必要があります。

 

雨樋は部分交換が可能ですが、20年を超えると部材が廃盤になっていることが多いです。

部材を調達できなければ部材同士の相性が合わないため、一部の破損で合っても全交換の対応になることがあります。

 

雨樋の劣化症状についてはこちらの「雨樋は劣化するの?こんな症状はご注意!」で詳しく解説しております。

 

富士宮塗装店では雨樋工事も承っております!

雨樋工事はいつすればいい?症状別に必要な工事やタイミングを解説

ここまで雨樋工事についてお話をさせていただきました。

雨樋も建物の維持のために大事な設備です。

どの部材も定期的なメンテナンスが必要ですから、雨樋も状態に応じて必要なメンテナンスを行いください。

 

富士宮塗装店は雨樋工事も承っております。

建物診断や見積もりは無料で行なっておりますので、雨樋などお住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

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