雨樋修理に役立つ部材の名称と種類
投稿日:2026.8.30 更新日:2026.8.31
雨樋は雨水を排する大切な設備ですが、実は軒樋や縦樋、集水器など複数の部材が組み合わさってできています。修理や交換を依頼する際、部材の名称を知っておくと業者とのやり取りがスムーズになり、見積書の内容も理解しやすくなります。
本記事では、外壁塗装から外壁カバー工事、雨樋工事など外装全般に携わっている専門業者の視点から、雨樋を構成する主な部材の名称と種類について詳しく解説します。
雨樋は複数の部材を組み合わせして構成する排水設備

雨樋と聞くと一本の管をイメージする方も多いですが、実際には屋根から地面まで雨水を導くために、いくつもの部材が連結されています。それぞれの部材には明確な役割があり、どこか一つでも破損すると雨水がうまく流れず、水漏れを起こすだけでなく、雨樋から垂れてくる水で外壁や基礎が汚れやすくなります。
騒音で近所トラブルに発展する事例もありますのでご注意ください。修理を依頼する際は「どの部材に不具合があるのか」を把握しておくと、業者からの説明も理解しやすく、不具合があった時に、どんな症状なのか伝えやすくなります。
雨樋部材の名称と種類

ここからは、雨樋を構成する代表的な部材について、それぞれの役割や特徴、劣化しやすいポイントとあわせてご紹介します。
軒樋

軒樋は屋根の軒先に沿って水平に取り付けられる樋で、屋根から流れ落ちる雨水を最初に受け止める部材です。半円形や角形など形状にバリエーションがあり、建物のデザインや雨量の想定に合わせて選ばれます。
水漏れ原因の大半は軒樋からです。勾配のずれ、継ぎ手の隙間、オーバーフローなどの原因があり、漏れた水で外壁や基礎を汚してしまい、劣化を早める要因となります。
縦樋

縦樋は軒樋から流れてくる雨水を地面や排水管まで垂直に流すための部材です。竪樋(たてどい)とも呼ばれます。経年劣化で割れることがあり、固定が弱まると風に煽られて飛ばされてしまうケースも見られます。
集水器

集水器は、軒樋から流れてきた雨水を縦樋へと導く接続部材です。箱形状になっており、装飾も兼ねる集水器もあります。軒樋と集水器は落ち葉や枝が入り込みやすい形状です。
ゴミが溜まると水が流れにくくなり、溢れてしまうことがあるため、ゴミが溜まっていないか定期的にチェックし、状態に応じて清掃することをおすすめします。
エルボ・曲がり

エルボは、縦樋の向きを変えるための部材です。建物の形状や外壁の出っ張り、窓の位置などを避けるために使用され、角度によって45度や90度などいくつかの種類があります。
曲がりは、軒樋に角度をつける部材です。どちらも接続部分は力がかかりやすいため、経年で緩みや破損、外れが生じやすい部位でもあります。
寄せマス
寄せマスは、複数の縦樋から流れてきた雨水を一つにまとめて排水する部材です。2方向の縦樋を1つにまとめることで、部材数を減らすことができ、見た目もすっきりさせることができます。
飾りマス・角マス
飾りマスや角マスは、ベランダやバルコニーの排水口(ドレン)と接合し、そこに溜まった雨水を縦樋へ送るための部材です。役割はほぼ同じですが、角マスは壁の側面に、飾りマスはベランダやバルコニー下の天井部分に取り付けられる点が異なります。
止まり
止まりは軒樋の端部をふさぐための部材です。雨水が樋の外へこぼれ落ちないようにする役割があります。
継ぎ手
継ぎ手は、軒樋や縦樋同士を接続する部材です。樋を延長するために使用され、経年劣化やシーリング材の硬化により接続部分から水漏れが発生しやすい箇所でもあります。継ぎ手部分からの水滴の垂れは、劣化のサインとして見逃さないようにしましょう。
まとめ

雨樋は軒樋や縦樋、集水器をはじめ、エルボ、寄せマス、飾りマス・角マス、止まり、継ぎ手など、多くの部材が組み合わさって成り立っています。それぞれの部材には明確な役割があり、詰まりや破損、劣化のサインも部位によって異なります。
雨樋は今回ご紹介した複数の部材を組み合わせて一つの雨樋という設備を作り上げています。この構造から限定的な不具合ならその範囲内のみで部材交換して修理できる場合もあります。
メーカーや品番、製品が販売してから経過した年数など、確認する事項がいろいろありますので、もし雨樋に不具合がありましたら、当店でも対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
富士宮塗装店では、建物診断や見積もりを無料で実施しております。お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
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