雨どい、こんな症状が出たら要注意!
投稿日:2019.3.6 更新日:2024.6.30
以前は雨どいの部材名や役割を詳しくご説明させていただきました。
こちらの記事は「雨どいの役割と各部位の名称」でご紹介しております!
本日は雨どいの劣化症状についてご紹介したいと思います。
雨どいは少し地味な印象がありますが、屋根から流れてくる雨水をスムーズに排水するという重要な役割を担っています。
もし、不具合があれば建物の劣化を早める原因にもなってしまうので、劣化症状には気づけるようにしておきましょう!
雨どいによく見られる劣化症状
雨どいの主要な部材は「軒樋」「竪樋」「集水器」の3つ。
劣化症状もこちらの3つの部材によく現れます。
軒樋 | 竪樋 | 集水器 |
・ゆがみ ・たわみ ・ゴミ溜まり ・水詰まり ・脱落 ・吊り金具の破損 ・勾配(傾斜)のずれ |
・破損 ・番線の切断(這い樋の場合) ・破損した部材の飛散 ・落水による騒音 |
・風にのあおりによる位置のずれ ・ゴミ溜まり ・水詰まり ・破損 |
軒樋の劣化症状と原因
軒樋は落ち葉や砂埃などのゴミが入ってしまい、水詰まりを起こすことがあります。
お椀のような形をしていますので、風にのっていろいろなものが入り込んでしまうのです。
ゴミが溜まって水が堰き止められると、水が溢れてきてしまい外壁などを汚す原因になります。
たわみや勾配のズレは紫外線の影響もあります。
普及率の高い塩ビは柔軟性のある素材ですが、紫外線に触れることで次第に硬化して歪みが出てきます。
勾配がずれると水の流れが悪くなり、水漏れの原因になってしまうことも。
また、屋根に積もった雪が滑ってきて軒樋にのしかかってしまうと、たわみや脱落、最悪は破損を起こします。
落雪は屋根に雪止めを設置することで防ぐことができます。
後付けが可能ですので、もし雪止めがない屋根でしたら後付けをご検討してみてください。
竪樋の劣化症状と原因
竪樋は軒樋ほど大きな被害はありませんが、風に煽られて継ぎ目あたりから破損することが起きています。
破損した部材は風で遠くに飛ばされてしまい、近隣の建物や車などを傷つける可能性があります。
日本は毎年台風に見舞われ、7〜10月がピークとなります。
この時期は雨どいの被害が多く発生しておりますので、しばらくメンテナンスをされていない場合は一度状態をチェックしておきましょう。
下屋に這わせてある雨どいを「這い樋」と呼んでいます。
風で振られらないように番線で固定していますが、経年劣化で切れてしまっていることがありますので、もし番線が切れている場合は新しく結び直しておきましょう。
集水器の劣化症状と原因
集水器は軒樋と竪樋を繋ぐ箱状の部材です。
風に煽られて位置がずれると、そこに隙間ができて水漏れを起こします。
2階から水が漏れていると、地面に打ちつける音もそうとうな大きさになりますから、長く放っておくと近隣トラブルに発展することもあります。
また、軒樋と同様にゴミが入り込みやすくなっていますので、水詰まりには注意が必要です。
軒樋や集水器に被せる「落ち葉よけネット」というものがあります。
「落ち葉よけネット」を上に被せることで、落ち葉や枝など大きなゴミは入りにくくなりますので、ゴミが入り込みやすい環境にある場合は、ぜひこちらをご検討してみてください。
雨どいを修理するタイミングと交換時期について
雨どいも建物には欠かせない大切な設備ですから、上記でお伝えした劣化症状が見られる場合は、その都度修理していただきたいです。
しかし、雨どいは高いところにあるため、なかなか状態を詳しく把握しておくことは難しいかと思います。
そこでご提案したいのが、定期的に専門業者に依頼して点検を実施することです。
当社は無料で診断や見積もりを行なっておりますので、ぜひご相談いただけたらと思います。
無料診断はこちららの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
一般的に普及する塩ビ製の雨どいは20年ほどが耐用年数となっております。
ですが、耐用年数よりも先に不具合が生じるのが通常です。
10年ほど経てばそれなりに不具合が出てきますので、このタイミングで修理もお考えください。
高所作業となりますので、外壁塗装など足場が必要なメンテナンスを行うタイミングで雨どい工事もご検討していただくと足場代の節約になります。
20年目以降は耐用年数を迎えますので、雨どいを新しく交換していただくことをおすすめします。
富士宮塗装店は雨どい工事も承っております。
もし、なにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください!
詳しくはこちらの「雨樋修理」をご覧ください。
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静岡県富士市、富士宮市、沼津市、裾野市、御殿場市で、塗装工事、屋根工事のことなら、富士宮塗装店へお気軽にご相談ください。