塗装後の状態を長く保つために、自分で出来るメンテナンス

塗装後の状態を長く保つために、自分で出来るメンテナンス

投稿日:2019.6.12  更新日:2023.12.30

外壁塗装や屋根塗装は、建物を保護し、美観性を高めるリフォーム。

「せっかくきれいになっただから長持ちさせたい!」そう思われる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

お住まい長く、きれいな状態に保つためには、日頃からお手入れすることが大切です。

もちろん、お施主様ご自身でできるお手入れですから、ぜひ本記事でご紹介することを押さえて、大切なお住まいの維持管理にお役立ててください!

 

【このような場所は劣化しやすいです!】

塗装後の状態を長く保つために、自分で出来るメンテナンス

建物は常に風雨や太陽光にさらされています。劣化の進行具合は、部材がある場所や立地条件によるものが影響しています。

 

以下の場所は劣化の進行が早いですから、メンテナンスが手遅れになってしまわないように注意して見ておきましょう。

 

お住まいのチェックポイント
① 屋根は劣化が進みやすい場所
② 日がよく当たる南側の外壁は劣化が早い
③ 湿気のこもりや風通しが悪くなる北側はコケやカビに注意

 

【①屋根は劣化が進みやすい場所】

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塗膜の劣化原因は「紫外線」「熱」「水」

つまり劣化しやすい環境にある屋根は、他のところよりも劣化が進みやすいということです。

 

もし塗装前なら…
ワンポイントアドバイス!

屋根と外壁は同時に施工することで足場代の節約となり、工事費用を抑えられます。注意していただきたいのが、使用する塗料です。塗料は屋根と外壁を同グレードにしないこと。
外壁よりも屋根の方が劣化しやすいですから、先に屋根が劣化してしまわないように外壁よりもワンランク上の塗料をお選びください。耐候性に優れるフッ素塗料や無機塗料、遮熱塗料がおすすめです!

足場代の節約についてはこちらの「外壁と屋根はセットでおトク」をご覧ください。

 

【②日がよく当たる南側の外壁は劣化が早い】

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【①屋根は劣化が進みやすい場所】の項でもお伝えしたとおり、塗膜の劣化原因の一つに「熱」があります。

日差しを強く受ける南側は、他のところよりも早くに劣化症状がでるでしょう。

 

大気中のチリや砂埃、車の排気ガスなどの汚染物質も塗膜を劣化させます。

車の通りが多い道路に面しているお家は、尚、劣化症状がでやすいと思います。

 

塗装後の状態を長く保つために、自分で出来るメンテナンス

気をつけていただくことは、劣化するのは塗装だけではないということです。建物にはシーリング(コーキングとも呼びます)が充填されており、建物の防水性と気密性を保っています。南側は日が当たりやすいですから、塗装の他にシーリングの劣化も早くに現れてくる傾向です。

 

【③湿気のこもりや風通しが悪くなる北側はコケやカビに注意】

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北側は日陰になるため、熱による影響はそこまでないでしょう。

ですが、湿気のこもりや風通しが悪くなる場所なので、コケやカビが発生しやすいということには注意しなければなりません。

 

コケやカビも塗膜を劣化させる要因の一つです。

保水性を持つようになり、塗膜の劣化を促進させます。

 

また、コケやカビの跡がまだらに広がりますので、建物の美観性も低下してしまいます。

定期的に周辺の植栽を刈り込む、水洗いをするなどのお手入れでもコケやカビの発生を抑えますので、日頃から建物のお手入れをしておきましょう

 

建物が劣化すると様々な症状が現れてきます。劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」でお伝えしておりますので、良ければご参考にしてください。

 

【汚れが気になったら早めが肝心!外壁のお掃除方法】

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外壁のお手入れは水洗いが基本。汚れが気になったら水洗いをしましょう。お手入れのポイントは以下の3つです。誤った方法で行ってしまうと、反って外壁が傷んでしまいますので、しっかりポイントを押さえておきましょう!

 

【外壁をお手入れするポイント】

① 基本は水洗い

② 高圧洗浄機は使わない

③ 柔らかいブラシ、スポンジを使用する

 

外装材メーカーのメンテナンス方法にもありますが、外壁のお手入れは水洗いが基本です。

汚れが落ちにくい場合は、傷がつかないように柔らかいブラシやスポンジで汚れを擦り落としてください。

手軽だからといって高圧洗浄機を使用しないようにお気をつけください。

高圧洗浄機だと協力すぎるため、塗膜や外壁材を傷つけてしまう恐れがあります。

高圧洗浄機を使用するにしても、傷をつけないくらいに水圧を落とす必要があります。

 

また、海岸地域にお住まいの方は、塩害に注意しなければいけません。潮風に乗った塩分が外壁に付着して劣化を早めます。金属の外壁材や屋根材は錆の原因となりますので、定期的に水洗いしましょう。

 

建物の劣化具合は、地域の環境が影響します。必ずしも住宅は市街地にあるものではありません。先程の海岸地域の場合もあれば、田園地帯、工業地域などにも建物は建っています。

 

お住まいの地域環境に合わせてお手入れしていくことが大切です。以下は地域ごとのお手入れ回数の目安となりますので、ご参考にしてください。

 

【立地条件別 清掃回数】

・海岸地域:年4回

・工業地域:年3回

・市街地:年2回

・田園地帯:年1回

 

外装材のお手入れ方法は、メーカー公式ページでご紹介しております。清掃の仕方によっては外装材を傷めてしまう可能性がありますので、メーカーが推奨するお手入れ方法を確認しておくことをおすすめします。

 

【それでも落ちないしつこい汚れは洗剤+柔らかいブラシ!】

水洗いだけでは落ちないしつこい汚れは、中性洗剤などの外壁専用の洗剤を使用すると落としやすくなります。

 

洗剤を使用する前に使用方法と外壁材の注意事項をご確認ください。相性が悪い洗剤だと外壁材を傷めてしまう可能性があります。洗剤の使用に問題がなければ、水で薄めて汚れているところに直接塗布してください。

 

塗布後、数分おいて汚れを浮かしてから、柔らかいブラシでこすり落とします。汚れを落とした後は、洗剤が残っている外壁によくありませんので、水洗いできれいにすすぎ落としください。

 

洗剤を使用する場合は、必ずメーカーが推奨するお手入れ方法をご確認ください。前述しましたが、メーカー公式ページでお手入れ方法をご確認できます。

 

アルコールやシンナーなどの有機溶剤を使用しないこと、酸性またはアルカリ性洗剤、クレンザーなどの研磨剤入り洗剤を使用しないこと、など外装材に支障が出るケースが注意事項に記載されています。

 

こびりついて落ちない汚れをムリヤリ落とそうとすると余計に状態を悪くさせてしまう可能性があります。お手入れ方法に不安がある方は、ムリに行わずにプロにご相談ください。また、危険を伴う汚れもプロにお任せください。

 

【さいごに】

塗装後の状態を長く保つために、自分で出来るメンテナンス

大切なお住まいを長持ちさせるためには、日頃からお手入れを行っていることです。

一般的な地域なら、そう頻繁に水洗いをする必要もありませんから、節目にぜひ行っていただくことをおすすめします。

 

また、建物の状態を普段から見ておくことも大切です。

適切な維持管理は、大切なお住まいを長期的にお使いいただくことにつながります。建物の異変にいち早く気づくためにも、お手入れの他に定期的に点検することも大切です。

 

富士宮塗装店は無料で建物診断を実施しておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

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