外壁カバー工法に失敗しないために!失敗や後悔を感じた事例と対策

外壁カバー工法に失敗しないために!失敗や後悔を感じた事例と対策

投稿日:2025.12.27

外壁リフォームをご計画されている方の中には、「カバー工法(重ね張り)」も候補の一つに挙げているのではないでしょうか。

 

カバー工法は既存外壁に新しい外壁材を重ねて張るリフォーム方法。

外壁を解体してから張り替えるよりも施工費や処分費、材料費を抑えられ、工期も短縮できることで人気があります。

 

そんなカバー工法ですが、失敗や後悔を感じた事例も少なからずあります。

カバー工法は大掛かりな工事ですから、後悔につながってしまっては大変です。

 

そこで本記事では、外壁カバー工法に失敗しないために、失敗や後悔を感じた事例とその対策について解説いたします。

 

外壁カバー工法 失敗・後悔を感じた事例

外壁カバー工法に失敗しないために!失敗や後悔を感じた事例と対策

下地の点検を怠ってしまった

外壁カバー工法は下地のチェックができないことがデメリットに挙げられます。

もし、下地の劣化が進んでいたらカバー工法は適していません。

外壁カバー工法をご検討する際は、必ず下地のチェックを行いください

 

耐震性を考慮しなかった

本来、提案時に耐震性について業者からお伝えするものですが、耐震性について話がなく、工事を終えてはじめて知る方は「自分の家は大丈夫なのだろうか」と不安に感じるかと思います。

 

カバー工法は外壁や屋根ともに建物への負荷が大きくなるため、耐震性については不利になります。

ですから、カバー工法を採用しても十分な耐震性を保っている建物でなければなりません。

カバー工法をご検討する際に耐震性を考慮しないと、後々失敗や後悔につながる可能性があります。

 

内部結露

現在では通気構法を採用しているため、内部結露が発生することは稀になりましたが、以前に採用されていた直張り工法(既存の外壁に外壁を直接張る工法)だと熱や湿気がこもってしまい、外壁の反りや内部結露などの問題が発生していました。

 

外壁カバー工法をご検討する際は、通気構法で施工することを確認し、同時に内部結露が発生しないか業者に確認をとりましょう

通気構法についてはこちらの「外壁カバー工法(重ね張り)の施工の流れと耐久性を高める通気構法について」をご覧ください。

 

窓まわりの枠が気になる

外壁カバー工法は外壁の厚みが増すため、窓との高さが同じになったり、中には出っ張ったりする可能性があります。

見た目をスッキリ見せることや雨仕舞いの観点から窓まわりには見切り(枠)を取り付けています。

好みになりますが、窓まわりのデザインが以前と変わりますので、前もってどんな仕上がりになるか確かめておきましょう

 

外壁が出っ張って見える

前項で挙げたように外壁カバー工法は外壁が以前よりも出っ張ります。

平面のところなら目立ちませんが、窓や出隅(外側に張り出す角)などの取り合いは見切りなどで納めているため、外観デザインが好みでないと感じる可能性が考えられます

 

配管や軒天井などの取り合いの見切りが気になる

建物には様々な部材が取り付けてあります。

外壁に接するように取り付けてあるものは、そのままで施工する場合、見切りを取り付けて納めています。

窓と同様に部材まわりに枠ができるため、外観デザインの変化に違和感を感じる可能性があります

 

工事費は増えますが、部材や配管を移動することは可能です。

外壁が嵩上げする分だけ移動させれば、以前のようなすっきりしたデザインになります。

 

ただし、窓を移動することはできませんので、窓まわりは見切りで納められます。

どうしても窓まわりをすっきりさせたい方は、提案の一つに窓のカバー工法をご検討してみてください

 

外観デザインの違和感

外壁カバー工法は建物への負荷をできるだけ抑えるために、軽量な金属サイディングを採用するのが一般的です。

モルタルや窯業系サイディングのような意匠性のあるデザインというよりも金属サイディングはモダンでスタイリッシュなデザインが特徴です。

 

木目調などの金属サイディングもありますが、デザインはガラッと変わりますので、工事後の外観に違和感がないように、金属サイディングのデザインを確かめておきましょう

外壁材についてはこちらの「外壁カバー工法はどうしてガルバリウム鋼板が選ばれる?」をご覧ください。

 

思っていたよりも費用が掛かった

外壁カバー工法は解体込みの外壁を張り替えるよりも工事費を安くできるメリットがあります。

ですが、いざ工事してみると思っているよりも費用が掛かったという声をお聞きします。

配管の切り回し(移設)や電気メーター・給湯器などの脱着など付帯工事が増えると工事費もその分だけ高くなります。

 

建物によって工事費は変動するため、付帯工事に費用が掛かる場合は、カバー工法と一緒に張り替え工事も比較してどちらが適しているか検討しましょう。

 

不適切な業者に工事を依頼

どのリフォーム工事も業者の質に依存します。

経験不足や知識が乏しい業者に工事をお願いしてしまうと施工不良につながるだけでなく、工事後の対応にもストレスを感じてしまうかもしれません。

 

どんなに優れた材料やリフォーム方法でも業者の質が見合っていなければ意味がありません。

施工実績や専門知識が豊富か、工事保証やアフターフォローなどの工事後の対応も充実しているか、などを確認して適切な業者に工事をお願いください。

 

外壁カバー工法に失敗・後悔しないための対策

外壁カバー工法に失敗しないために!失敗や後悔を感じた事例と対策

結論から申しますと、先ほど挙げた失敗や後悔を感じてしまった事例を防ぐことがリフォームの成功につながります。

 

・下地の点検を怠ってしまった

・耐震性を考慮しなかった

・内部結露

・窓まわりの枠が気になる

・配管や軒天井などの取り合いの見切りが気になる

・外壁が出っ張って見える

・外観デザインの違和感

・思っていたよりも費用が掛かった

・不適切な業者に工事を依頼

 

ここで大事なことが、適切な業者に工事を依頼することです。

適切な業者とは、施工実績と専門知識が豊富で、信頼して工事を任せることができる業者ということです。

 

リフォーム業者の中には杜撰な工事をする悪徳業者も存在します。

 

悪徳業者にはある特徴があり、以下の特徴に当てはまれば注意が必要です。

 

・雨漏りや倒壊といった不安をあおる

・見積もりの内訳が「一式」など曖昧

・説明が具体的でなく、質問してもはぐらかす

・考える時間を与えず、契約を即決させようとする

・相見積もりを嫌がる

・「無料」や「大幅な値引き」で工事契約を誘う

 

工事の質は業者の質に等しいと言っても過言ではありません。

外壁カバー工法は建物の構造強度(耐震性など)や防水性に関わることなので、信頼して工事を任せられる業者にご依頼ください。

 

外壁カバー工法の基本的なこととメリット・デメリットについてはこちらの「外壁カバー工法(重ね張り)とはどんな工事?メリット・デメリットをご紹介」をご覧ください。

 

外壁カバー工法など外装工事なら富士宮塗装店におまかせください!

外壁カバー工法に失敗しないために!失敗や後悔を感じた事例と対策

ここまで外壁カバー工法 失敗・後悔の事例と対策方法についてお話しさせていただきました。

外壁カバー工法は条件さえ揃えば工事費を抑えられ、建物の寿命を延ばすことが可能です。

 

リフォームを行った方の中には失敗や後悔を感じている方もいらっしゃいますので、成功に導けるように今回ご紹介した事例を参考にしっかりと対策してリフォームをご計画ください。

 

富士宮塗装店では外壁カバー工法など様々な外装工事に対応しております。

お客様の将来のことも見据えて最適なリフォームをご提案いたしますので、これから外装リフォームをご検討されている方はお気軽にご相談ください。

 

建物診断や見積もりは無料で実施しております。

詳しくはこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

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