雨どいの役割と各部位の名称

雨どいの役割と各部位の名称

投稿日:2019.2.20  更新日:2024.6.24

雨樋はどの建物にもある設備です。

雨樋の役割は屋根から流れる雨水を下の雨水配管に流す役割があります。

 

雨や風、雪、台風など外的なダメージも受けやすい場所です。

天候が荒れた次の日は雨樋が壊れてしまったというご相談をよくいただきます。

 

決して不具合のない設備ではありませんので、定期的に点検とメンテナンスを行うことが大切です。

雨樋は複数の部材で構成されており、部分的な交換も可能です。

 

こちらでは雨樋の部材ともし雨樋が壊れてしまった時のリスクについてお伝えします。

 

雨樋の部材名と役割を詳しく説明します!

軒樋(のきどい)

雨どいの役割と各部位の名称

軒樋は軒先に水平方向に取り付けられる部材。

屋根から流れてくる雨水を受ける役割があります。

 

雨どいの役割と各部位の名称

軒樋はこのような吊り金具で吊るされています。

金属製のものと樹脂製のものがあり、金属製は錆が発生するので定期的に塗装を行いください。

 

縦樋・竪樋(たてどい)

雨どいの役割と各部位の名称

縦樋や竪樋と両方の漢字があります。

縦樋は軒樋から集水器へと流れた雨水を下の雨水配管や地面に流すための部材。

 

雨どいの役割と各部位の名称

下屋を通る場合はこのように縦樋を這わせ、これを這い樋(はいどい)と呼びます。

 

雨どいの役割と各部位の名称

このまま下屋を通って一階の軒樋に雨水を流します。

風であおられるので、飛ばされてしまわないように番線で固定しています。

 

雨どいの役割と各部位の名称

角度をつける場合は、エルボという部材を間に挟みます。

軒樋では曲がりという部材があります。

 

雨どいの役割と各部位の名称

2本の縦樋を一本に集約する部材が寄せ桝(よせます)です。

何本も縦樋があるとしつこい印象を与えてしまいますが、一本にまとめることで外観をすっきりできます。

 

集水器(しゅうすいき)・上合(じょうごう)

雨どいの役割と各部位の名称

集水器または上合と呼ばれる部材で、水を集めるための箱状の部材です。

 

雨どいの役割と各部位の名称

このように軒樋と縦樋を結ぶ役割もあります。

集水器の位置がずれて隙間ができることがあり、水漏れの原因となります。

風が強い日は集水器が動いてしまうことがよく起きますので、定期的に点検と都度メンテナンスを行いください。

 

軒天井(のきてんじょう)

外壁から張り出す屋根の天井部分を軒天井と呼んでいます。

直接雨に濡れる場所ではありませんが、吹き込み風などで思っているよりも傷みが出やすいところです。

 

雨どいの役割と各部位の名称

湿気がこもるところでもあり、このようにボロボロになってしまうことも。

見上げないと目に入らない場所なので、いつの間にか傷んでいた……なんてことがよくあります。

 

雨どいの役割と各部位の名称

劣化防止に板金を張ることもできます。

当社も工事を承っておりますので、ご興味がございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

雨樋の主要な部材は軒樋・縦樋・集水器の3つ!

雨どいの役割と各部位の名称

雨樋の部材は、飾り桝、角桝、継ぎ手、止まりなどまだまだいくつも種類があります。

たくさん種類はありますが、すべてを覚える必要はありません。

 

主要な部材は軒樋と縦樋、集水器の3つです。

この3つだけ覚えておけば修理の時に十分に業者に伝えることができますし、業者の言っていることも把握できるはずです。

 

例えば縦樋の角度をつけるエルボが壊れてしまった時は「縦樋が曲がっているところ」と言えば分かりますし、飾り桝なら「ベランダ下にある雨樋」と言えば予測がつきます。

 

軒樋、縦樋、集水器、この3つを覚えておくだけでも修理の時にとても役立ちますので、ぜひこれらの3つの部材を押さえておいてくださいね!

 

富士宮塗装店は雨樋工事も承っております。

詳しくはこちらの「雨樋修理」をご覧ください。

 

雨樋が壊れてしまったらどうなる?

雨どいの役割と各部位の名称

新築の時から雨樋があるのが当然ですから、もし雨樋が正常に機能されなかったらどうなってしまうのか想像がつきにくいのではないでしょうか。

雨樋は雨水をスムーズに排水するための設備ですが、もし破損や不具合を起こしたら建物の劣化を早める原因になってしまうかもしれません。

 

最悪は雨漏りを引き起こす要因にもなります。

 

雨樋に不具合があると外壁が汚れやすくなったり、落ちてきた水が地面を抉ったりする可能性があります。

また、破損した雨樋が風に飛ばされて近隣のお家や車を傷つけてしまうことも起きています。

 

2階から落ちてきた水は相当な音を立てますので、騒音で近所トラブルに発展する恐れもあります。

雨樋の不具合は、ご自身のお家だけでなく、ご近隣の方にも影響するということです。

 

一般的に普及する塩ビ製の雨樋は、耐用年数が20年程度とされていますが、寿命を迎えるよりも経年劣化で不具合を起こします

10年も経てば雨樋にかぎらずいろいろなところで不具合を起こしますので、このくらいの年数が経ちましたら一度点検の実施をおすすめします

 

富士宮塗装店は建物診断や見積もりを無料で行っておりますので、もし雨樋に不具合がありましたら、ぜひ当社にお任せください。

お客様のご要望に沿ってぴったりな工事プランをご提案させていただきます。

 

無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

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